採集記 2002.07.20 群馬編



プロローグ


さて、今週は月齢が悪い。
財布の中に余裕も無い。
採集も今週はお休みかな。
...と思っていたのだが、週末が近づくとどうも我慢できない。
ん〜、仕方が無い、近場に行ってみよう!
っつうことで、群馬ポイントに行くことに決定。

けど、結果は、最低の採集になってしまった(;_;



ヒメオオ採集


まず、日中はヒメオオを採集しよう。
近場だし、本来なら下道を走ってゆく所なのだが、ヒメオオをやるとなるとそうゆっくりもしていられない。
この際、高速を使ってしまおう。
っつうことで、某インターに到着。
高速を降りて一般道に入る。
早めのガソリン投入のため、ガソリンスタンドに。
 「どこに行くんですか?」
と、スタンドのおじさん。
 「ちょっと○○の方へ」
と私。
 「えっ? この前の台風の影響で、今日は途中の道通れないですよ。」
がぁ〜ん!
信じらんない!!

んじゃ、逆回りして、反対側から入ろう。
と言うことで、今度は下道を戻ることに。
 「ま、最終目的地までは着かないかもしれないけど、その手前のところで採集できるでしょ。」
と言うのが、私の目論見だった。

せっせと下道を走る。
こういう所を走っていると、よくトウモロコシとかを売っている店が出ている。
一応建物ではあるが、なんだか古臭く、小さな店である。
この道にも何件かあり、その内一件では、「オオクワガタあります」とか出ている。
去年一度、トウモロコシを買って、聞いてみたのだが、「東京の方の人が飼育したオオクワ」とのことであった。
で、その店の先は右カーブになっていて、そのカーブに入る正面に太い木が生えている。
普通は当然そのカーブを、右ハンドルを切りながら入ってゆくのである。
が、何故か、私の3台前の車がそこを直進した(^^;
すると当然結果は、
 「ド〜ン! ガッシャァ〜ン!」
その太い木にぶつかった後、見事と言う他無いくらいに見事に裏返しにひっくり返ったのである(^^;
こっちは急いでいると言うのに、余計なことしてくれるなよなぁ〜(;_;

しばらく様子をうかがっていると、運転手と搭乗者が車から出てきた。
まぁ、人的被害は無かったようである。
何か手伝えることはないかと思ったのだが、特にありそうも無かった。
んじゃ、と言うことで先を急ごうと思ったのであるが、なにせ、その車が我々の前方を塞いでいる。
反対車線は通れるのであるが、対向車が見物しながら通るので、車が途切れない。
 「こんなん見てないで、早く行ってくれよぉ!」
と言いたいのをじっと我慢して待っていたのである。

ようやくそこを通り抜け、また、せっせと車を走らせる。
しばし走り、左折してヒメオオポイントに入っていく辺りに、
 「○○方面、土砂崩れの危険があり通れません」
とある。
○○方面がどこなのか良くわからない。
が、まぁ、本命のポイントはともかく、実はその手前でも採れなくは無いので、何とかなるだろう。
気にはなるが、構わず車を進める。
ようやく、昨年アカアシを採った所に到着。
ヤナギをチェックするが、何も見つからない。
 「まぁ、本命はヒメオオだし、ココは良いでしょう(^^」
と、余裕で先に進む。
 「さぁ、あのカーブを左に折れると、いよいよヒメオオポイントに入るぞ!」
と言う所まで来て、ふと気がついた。
 「あっ、通行止め!」
ここは、道路に車を止めることもままならず、ポイント目前にしてアウト!
せめて、後200m通らせてくれれば良いのに...(;_;
最っ低ぇ〜〜〜!!!



街灯採集


この時点で時間も午後4時を過ぎ、他のポイントにも移るに移れない。
ヒメオオは諦め、温泉に入りに行くことにした。
(温泉については特筆することは無い)
で、少々昼寝の後、いよいよ夜の部、街灯採集に突入した。
が、ろくな街灯が無い。
1本だけ川の向こうに明るい水銀灯があり、チェックしに行く。
とりあえず今の所は、コガネムシがいるだけであった。
まだ、時間が早いので、もう少したつと期待が出来そうである。
で、しばらく街中を流すが、何もいない。
ある自販機の前で、ミヤマ♀を発見。
コンビニの前でノコ♂発見。
ちょっと入った所にあるしょぼい街灯の下でカブ♀発見。
そろそろ良いかな、と言うことで、先ほどの水銀灯に向かう。
が、道に迷ったかな?
水銀灯が無い?
 「あっ!」
水銀灯が消えていた(;_;
がっかり!
この段階で、すっかり根性が無くなった。
時間はまだ9時過ぎなのだが、今日はもう帰ろう...



エピローグ


結局、オオクワはともかく、ヒメオオすら”採集”できなかった。
採れなかったのではなく、”採集”すら出来なかったのである。
こんなことなら、しっかりお休みにすればよかった。
来週は遠出するぞぉ〜!!




HOME