採集記 2000.08.12〜13 新潟・檜枝岐編




プロローグ


なんと、今回はスズリさんが泊まりで採集するという。
こいつは一緒に行かないわけには行かない(^^
と言うか、いつも一人で行ってる私のために行くことにしてくれたのかな?
いやぁ、本当にスズリさん、namihiroさんにはお世話になってしまって...

...と、この段階では思っていたのである。
が、シーズンも終わりになってみると、私が行かないのにも関わらず、二人とも採集に行っていた。
ん〜、もしかして、二人とも本当に採集にはまっていたのかも(^^;
良い仲間を得てしまったなぁ(^^)/



出発


さて、毎度の前置き、出発である。
そろそろお盆休みと言うこともあり、高速は渋滞しているらしい。
私はと言うと、どうせ高速は使わないので、それ程心配ないだろう。
まぁ、多少は余裕を見て30分前に出ておこう。
と言うことで、出発した。
んが、これが甘かった(^^;
皆さん考えることは同じなようで、スズリ邸に向かう一般道も混んでいる。
いつまでも到着しない。
スズリ邸に着いたときには30分以上遅刻してしまった。
申し訳ない。

で、スズリ邸に着いてみると、HASEさんがいた。
当初、HASEさんは日帰りを予定していたのであるが、泊まりが可能になったとのこと。
う〜ん、ここにも採集にはまっている人がいた(^^
何とも嬉しいことである。

と言うことで、スズリさんのスペースギアに乗り込み、いよいよ新潟に向けて出発する。
途中、渋滞が心配であったが、さすがにこの辺に来ると渋滞も解消されており、順調に進む。
高速を降り、一般道に入ってしばらく進むと、今回同行、日帰り組のHIROさん、nakakuwaさん組が先着していた。
合流して、いよいよ灯火ポイントへ向かうことになった。



新潟採集


灯火ポイントに着くものの、途中あまりにも順調に来たせいか、まだ明るい。
  「温泉にでも行きましょうか?」
と言いたいところだったのであるが、皆さん気合いが入っているように思え、言い出せない(^^;
場所取りの関係もあるので、そのまま雑談することになった。
本当なら暇でしょうがないところなのであるが、仲間がいるとこんな時間も楽しい。
あっという間に灯火時間となった。
いよいよ、灯火開始である。

しばらくして、いつものアカアシが飛来。
今日も採るぞぉ〜!
と思ったのであるが、その後が続かない。
HIROさんとスズリさんが街灯回りに出掛けるが、私はもう少しここで頑張ることにした。
本当は、街灯回りで採りたいのである。
が、さすがにこの頃ちょっと自信が無くなってきている。
ここは一番、群馬灯火システムに頼ろう(^^;;;

...と思っていたのであるが、来ない(^^;
おっかしいなぁ。
ん〜、確かに月齢的には最悪と言って良い条件なのであるが、もう少し来ても良さそうなものである。
何しろ、今回は群馬灯火システムのフルセットを揃えてきているのである。
やはり、新潟は檜枝岐に比べるとクワガタの絶対数が少ないのかもしれない。
(もっとも、やっぱり月齢には勝てないのかも(^^;;)

仕方がないので、やっぱり街灯回りに出掛けることにする。
私の場合、どうも一箇所に留まっているのは苦手なようである。
群馬灯火システムが最強なのは分かっているのであるが、
  「もしかしてこの瞬間、他の所に飛来しているかも...」
と思い始めると、いてもたってもいられない。
  「ちょっと街灯回ってきます」
と言うと、やはり待ち疲れたのか、スズリさん、HASEさんが同行することになった。

最初のポイントに着き、少し探すと、
  「おっ、ミヤマゲット」
と言うことで、ミヤマ♀を発見。
  「やっぱり街灯回りでしょう(^^」
とほくそ笑んだものの、その後が続かなかった。
スズリさん、HASEさんの必死の捜索により、アカアシ、ミヤマをゲットするも、オオクワは影すら見あたらなかった。
仕方なく、居住地の方まで足をのばすが、結局×。
灯火ポイントへ戻ることにした。

灯火ポイントへ戻ってみると、
  「おや? 車が一台多いぞ」
見学者かなぁと思って近寄ってみると、なんとnamihiroさんであった。
ん〜、やっぱりnamihiroさんも本ッ気で採集にはまっている(^^;;;
誰だ! この連中を引きずり込んだ奴は....オイオイ(^^;

が、namihiroさんが来ようとも、クワガタは来ない。
しばし続けた後、撤収となった。
月が明るいので、撤収が楽であったのが唯一の救いである。



檜枝岐へ


その後、私とスズリさん、HASEさんは檜枝岐に向かうことになっている。
先週の採集で、このパターンは体力的に無理だと言うことが分かっていたのであるが、またやってしまった(^^;
まぁ、今回は運転手が3人いるので、何とかなるかなぁ〜
...って、やっぱり何ともならなかったのであるが(^^;;;

途中途中の街灯で車を止め、ルッキングを行う。
本当なら2時間もあれば檜枝岐に入れるはずなのであるが、なかなか着かない。
  「あ〜ぁ、やっぱり徹夜かなぁ(^^;」
さすがに、街灯毎に車を止めていては何時間有っても到着しないのである(^^;;;

もう、空も明るくなろうかという頃になって、ようやく檜枝岐付近のポイントに到着。
が、なんと、そこには採集者の影が。
う〜ん、凄いぞクワガタ採集者!
近寄ってみると、それは越後屋さんであった(^^;
で、しばし歓談。

本当は少しでも寝ておいた方が良いとは思ったのである。
が、本当に日の出間近となってしまっており、この際だからと言うことで広沢林道に向かうことにしてしまった。
んだから、それは体力的に無理だ!っちゅうのに...
本当に懲りない私であった(^^;;;



広沢林道にて


広沢林道である。
今年の広沢林道は例年になくひどい状態である。
轍は深いし、崖崩れまで発生しており、全行程を進むことが出来ない。
昨年も轍は深く、走行に苦労したが、今年は更に輪を掛けてひどくなっている。
が、スペースギア。
さすがは4駆である。
その広沢林道をガンガン進んでいく。
う〜ん、凄いぞスペースギア。

...とは言え、さすがに揺れる(^^;
最初は踏ん張って体を固定しようと思っていたのであるが、すぐにあきらめた。
この際、遊んでしまおう(^^
と言うことで、揺れに身を任せてポンポン弾んでいくことにした。
ん、これはこれで楽しい(^^
自分で運転しなくても進んでいけるのって、なんて楽なんだろう(^^

で、頂上に着き、いよいよ採集開始である。
私は、いつものように車を転がしていき、スズリさんとHASEさんは歩いて探して貰うことにする。
念のために書いておくが、歩いて探した方がヒメオオは見つけやすいのだ。
決して、意地悪をしているのではない(^^;
しかも、みんなが歩いてしまうと、帰りの登りが辛いから、仕方なく車を転がしていくのである。
断じて、一人で楽をしたいから車に乗っているのではない(^^;;
なんて親切なタカさんなのであろうか(^^;;;

で、このパターンでしばらく進行。
が、ヒメオオが採れない。
ちょっと時間が早すぎたのかもしれない。
まぁ、今回はみんな眠いし、仕方ないかな。
...と、前方に、やけに大きな網を持った採集者発見。
話してみたら、なんと伊賀さんの叔父さん=五十嵐さんであった。
思い起こしてみると、昨年の里子交換オフでお会いしているのである。
が、名乗られるまで気が付かなかった(^^;
伊賀さんから聞いてはいたのだが、まさか、一人で檜枝岐に来るほど好きだったとは...
う〜ん、またしても採集好きを発見してしまった。
いやぁ、嬉しいなぁ。
(ちなみに、五十嵐さんは元々蝶屋で、広沢林道は蝶採集もできるらしい)

その後我々は一緒に採集を楽し...まず、戻ることにしてしまった。
やはり、眠気には勝てないのである。
後は、温泉にでも入って、夜に向けてゆっくり休むことにしよう(^^)/



檜枝岐採集


さて、夜である。
フロンティアに行って焼き肉も食い、準備万端整った。
朝お会いした五十嵐さんも参加され、4人での灯火採集である。
ちなみに、五十嵐さんは今朝早く、某自販機下でオオクワ♂をゲットしている。
どうやら、灯火採集した人の取り忘れらしい。
何しろ、オオクワが飛んでいることは間違いないようである。
そして、もちろん、言わずと知れた群馬灯火システムフルセットの登場である。
やや、雨は落ちてきているが、かえって月も隠れ、絶好に近いコンディションかも知れない。
いや、絶好であって欲しい(^^;
今日こそ、オオクワ採るぞぉ!

点灯後、それ程時間をおかず、アカアシが飛来した。
う〜ん、今日もやっぱりアカアシ君からか。
律儀なものである。
たまには、いきなりオオクワが来ても良いと思うのであるが...(^^;
ま、何も来ないよりはよほど有り難い。
そのうち、ミヤマがやってきて、アカアシ、ミヤマ、ノコ、カブが飛来する。
やはり、新潟より檜枝岐の方がクワの絶対数が多いのであろう。
(カブちんはクワガタではない、などという馬鹿な突っ込みはしないように(^^;)

で、絶大なる成果を誇る群馬灯火システムなのであるが、やっぱり私はそわそわし始める。
  「もしかしたら、他の街灯にオオクワが来てるかも...」
どうしても、一箇所にとどまれないタカさんであった(^^;
っつうことで、街灯回りに出発。
さすがに今週は街灯回り者が少ない。
と言うか、今年は街灯回り者が少なくなったような気がする。
バッティングを嫌う人が他に回ったほか、どうやら、マイ灯火システムが増え、街灯回り者が減ったのではないだろうか。
まぁ、街灯回り中心の私としては、有り難いことである。

とは言え、いないものは採れない(^^;
いつものことであるが...
折角五十嵐さんが同行してくれたのであるが、わずかに、ミヤマ、コクワ、アカアシなどを追加したに留まった。
う〜ん、駄目じゃぁ!



エピローグ


と言うことで、今回もむなしく帰路につくタカさんであった。
来れば必ず採集していくというスズリさんにして採れなかったのであるので、まぁ、仕方がないか。
ま、シーズンはまだまだ長いから、今回はこのくらいにしておいてやろう。
まってろよ、オオクワ。
また来週採りに来てやるぞ。(^^;




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