採集記 2000.07.29〜8/1 新潟キャンプ編
新潟キャンプ&夜だけ採集




プロローグ


今回は家族サービスでキャンプである。
もちろん、採集なんてしている暇は...ちょっとしかない(^^;
従って、今回の採集記は、採集記と言うよりキャンプ日記みたいになるかも。
(書いてみないことには分からないのが怖いが...(^^;)



まずはキャンプ場へ


まず、初日のキャンプ場はPICA神湯温泉である。
本当は、キャンパス川口キャンプ場に3泊したかったらしい。
が、電話したところ満員と言うことで、初日はこのPICA神湯温泉になった。
ちなみに、キャンプ場は家内に勝手に選ばせたため、採集の都合は考慮してくれていない(^^;
もちろんこの段階で、採集の「さ」の字も伝えていないのは言うまでもない。

家を出たのは午前10時である。
家族連れと言うことで、今回は高速を使える。
いやぁ、楽だなぁ(^^
鶴ヶ島インターから乗り、小出インターまでおよそ3時間弱。
いつもなら7時間近く掛けて走るところである。
小出インターからPICA神湯温泉はものの10分程度で到着した。
キャンプ場へ着きチェックインをする。
う〜、暑い!
いつも暑気払いにキャンプに来ているはずなのだが、なんだこの暑さは!
むしろ、家にいた方が涼しかったかもしれない(^^;

が、夜採集に行こうと考えている私としては、ここは一番、一所懸命キャンプをしている姿を見せなければならない(^^
よし、タープを張るぞ!
しゃか、しゃか、しゃか
う〜ん、なんと手際が良いんだろう(^^
と言うことで、タープも張り終え、その間、家内、子供達によってテントも張り終わっている。
後は、椅子とか、他の荷物とかを出し終えて無事キャンプの準備終了。
普通なら、これから子供の相手とかしなければならないところなのだろう。
が、私の場合、ここまでで汗が滝のように流れ、Tシャツはビッショリ。
さすがの家族達もこれを重労働と考えてくれ、この後は少し開放される(^^
ん、後は夕食の準備に備えるだけである。

んが、ここで一案を考えた。
  「今日はここに一泊するだけだし、夕食とか作らないで温泉のレストランで食事にしようか?」
なんと、この案があっさり受け入れられ、思いっきり楽を出来ることに。
となると、後は採集に備えるだけとなった(^^;



いよいよ初日の採集へ


本屋などに行っている間に時間が着々と過ぎ、いよいよ温泉に行く。
温泉と採集はやはりセットである。
採集に行くなら温泉に、温泉に行くなら採集に行かなければならない。
あっ、いやぁ、今回はキャンプだった(^^;
  「じゃぁ、温泉にゆっくりつかって...」
って、言っている暇は無いじゃないかぁ!
時間はもう7時過ぎてるぞぉ!
温泉に入って、採集地まで車を飛ばしてなんてやっていたら、8時を過ぎてしまう。
しょうがない、温泉は速攻でつかって、さっさと採集に行くことにしよう。
...と思っていたのに、
  「私もクワ採りに行きたい!」
と、次女。
あんたを待ってたらクワ飛来第一陣に間に合わないぞぉ!(;_;
  「直ぐに出てくるから」
ううっ、そう言われては仕方がない、
  「いいよ、待ってるからゆっくり入っておいで」
お父さんは辛いのである。

結局、採集に出発したのは午後8時近くになってしまった。
しかも、結局次女は行かないことになり、長女と二人連れの採集となった。
実は、このキャンプ場、門限が10時である。
10時を過ぎると、入口のゲートが閉められてしまい、車で中に入ることが出来ない。
  「まぁ、目の前の温泉の駐車場に車を止めて、歩いて戻ればいいか」
とかも考えていたのだが、娘も行くとなると出来れば門限までに帰ってきたい。
更に採集時間は短くなってしまうが、ここは一発我慢しよう。
明日も、明後日もあるしな。
ただ、これじゃほとんど採集時間取れないなぁ(;_;

さて、採集地に到着。
街灯ルッキングにて、早速ミヤマ♀を拾う。
  「お父さん凄い!」
ホッホッホ(^^、お父さんの株が上がったね。
かなり嬉しい(^^

更に採集地を先に進み、水銀灯ポイントでアカアシなどを拾いながら、No.1ポイントへ向かう。
今日は金曜日なので、他の採集者とのバッティングはやむを得ないであろう。
...と思ったのであるが、案外他の採集者は少なかった。
ただし、さすがにNo.1ポイントには採集者が入っている。
んじゃ、一番上のポイントに行ってみるか。
更に車を進めるが、
  「ありゃ? ここにも採集者が入っている(^^;」
近寄って、声を掛けてみると、なんと、虫研関係者(最近あまり関係していないらしい)のA氏であった。
  「いやぁ、今日は調子はどうですか?」
などと始めてしまう。
本当は今日は時間がないので、採集に専念しなければならないのである。
けど、やはり同じ趣味を持つ仲間との会話は楽しい。
ついつい時間を過ごしてしまい、気が付いてみると予定時刻を過ぎてしまっていた。
ヤバイ!
門限に間に合うかどうか、ぎりぎりの線である。
もしかするともう間に合わないかも...
と思いながらも、あわてて帰宅路につくことにする。



なんという馬鹿!!!


ところが、No.1ポイントについてみると、な、な、なんと、
  「水銀灯の方向を変えている奴がいる!
思わず、笑ってしまった。
何故?
なぜなら、ここはNo.1ポイントなのである。
この採集地の中でも一番クワガタが集まるポイントで、よりにもよってわざわざクワガタが飛来しにくい方向に水銀灯を向け直している。
水銀灯の方向を変えるという行為にも驚くが、わざわざクワガタを採れなくするとは...
ホント、「馬鹿!!
知らないと言うのは怖いものである(^^;
間抜けなのにも程があると思うのだが...

ところで、この水銀灯は道路工事中であることを運転者に伝えるために設置されているものである。
当然、水銀灯をよそに向けると非常に危険である。
そんなことをすれば、採集禁止となるのも時間の問題であろう。
私が工事担当者であれば速攻で採集禁止にする。
なぜ、そう言う一般常識にもはずれる行為をするのか、どうにも理解できない。
もっと、採集マナー(と言うより一般常識なのであるが)を守って貰いたいものである。
後日、えちごやさんという地元採集者にお話を聞き、これらの水銀灯は消されることになった旨教えていただいた。
残念ではあるが、まぁ、当たり前であろう。

  「おい、馬鹿なことをしてるんじゃないぞ!」
  「なんのために水銀灯が点いていると思ってるんだ!」
  「直しておけよな!!」
と言うことで、速攻で直させるようにさせた。
ただ、あまりにも時間がなかったため、本当に直したかどうかまでは確認しなかった。
本当に直したのだろうか?
...と言うことで、閑話休題



門限に間に合うか!


あわてて帰宅路につく。
大きな声では言えないが、法定速度もちょっとばかしオーバーしていたことであろう。
後ろの席に座っている娘は何も言わなかったが、後日、
  「凄くスリルがあったよぉ(^^」
などと言っていた(^^;;;

そんな感じで一生懸命キャンプ場に向かったのである。
が、無情にも刻々と時間が過ぎてゆく。
最後の交差点を曲がった瞬間、
  「あぁ、10時になっちゃった」
あ〜あ、後は門が閉じられるまでに、少しでも遅れがあることを祈るだけである。
で、キャンプ場到着、10時4分。
無情にも門は閉められていた(;_;
んが! よく見ると門の端に管理人の姿が!
どうやら、ちょうど今門を閉めたばかりであったらしい。
私たちを認めた管理人さんは、急いで門を開けてくれた。
嬉しい(^^;
管理人さん、どうも有り難うです。
そうして、無事にキャンプ場にたどり着いたのであった。



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