採集記 1998.02.22 韮崎編
この採集記は、月刊「くわがた狂の大馬鹿者達！３月号」に投稿した記事に一部加筆、修正した物です。
プロローグ
1998.02.22、お隣の掲示板「タウン掲示板」の採集オフで韮崎に行った。
メンバーはあいあんさん、チヌさん、たまごっちさん、タウンさん、ウチヤマさん、カビるんるんさん、クワ道の幼虫さん、特大ヒラタ♀さん（順不同）、それにσ（＾＾；の総勢９名。
そこで普通なら採集報告とあい成るわけだが、今回はいまいち気に入った木もなく、いつも以上に根性が無く、ついに成果は０匹！
どっひゃぁ〜！！ まいった（＾＾；
と言うことで、今回は採集記となってしまった。
集合は談合坂、午前８：００。
クワ道の幼虫さんがわりと近所のため、ウチに迎えに来てもらい、同乗していくことにする。
う〜ん、人に運転してもらっていく採集はなんて楽なんだろう。
これからは、採集に行く度にクワ道の幼虫さんを誘おう！！（＾＾）
談合坂まで１時間半の旅程のため朝６：３０に来てもらうはずだったが、クワ道の幼虫さんが来たのは６：１０。
ん〜、気合いが入ってる！
しかも、車がσ（＾＾；のドミンゴとは違い、高速でも快調に走る。
高速の途中で車両火災があり渋滞していたが、８：２０頃には談合坂に到着。
他のメンバーを待つ。
すると早速、チヌさんとウチヤマさんが登場。
なんと！６：３０には談合坂に着いていたとのこと。どっひゃぁ〜（◎◎）
チヌさんとは夏の採集に何度か行ったが、冬は初めてで、夏の感覚で朝早く出たとのことだった。（夏は高速が渋滞している）
続いて、あいあんさん、特大ヒラタ♀さん、たまごっちさんが登場。
更に、タウンさんが登場して、この場では全員集合。
あとは、韮崎インターでカビるんるんさんと会えれば完璧だ。
そのまますぐ出発し、韮崎インターに着くと、カビるんるんさんは既に到着済み。
ん〜、時間に忠実なメンバーだなぁ。
午前の部、その１
さて、どこに行こうかと言うことになり、まず車を置きに行くことにした。
場所は、Ｈ氏が一昨年オオクワをゲットした場所。
ここは入り口はあまり広くないが、奥行きが深く、７〜８台の車が止められる。
ついでに、この場所で朽ち木割を敢行した。
広さは充分にあるため、９人のメンバーでも充分に収容できる。
しかし、ここはかなり荒れており、削られていない朽ち木などはない。
また、斜面には雪も結構残っており、更に状態は悪い。
根性なしのσ（＾＾；は早速休憩するが、他のメンバーは元気に散っていった。
ここでは、カビるんるんさんが直径60cmくらいの倒木を割り、何匹か幼虫を割り出していた模様である。
その後、同じ木でたまごっちさんも幼虫を割り出した。
ただ、σ（＾＾；が割り出し状況を見に行ったとき、アブだか、蜂だか分からないが、なんかやっかいな奴が飛んできて我々を襲った。
幸い刺すようなことはなかったようだが、一匹がたまごっちさんの髪の毛の中に入ってしまい大変だった。
軍手をしたσ（＾＾；の手で、たまごっちさんの髪の毛をグシャグシャやり、追い払ったと見えたのだが、たまごっちさんいわく、
「まだいるみたいです」
それはいかんと、またグシャグシャ。
３〜４回は繰り返したと思うが、それでも出てこなかった。
結局、たまごっちさんがめがねの柄で髪を掻いたら、ブンブンと音を出しながら飛び出てきた。
何ともしぶとい奴だった。
スズメ蜂じゃなくて良かった。
でも、こんな季節に何活躍してるんだろう。
蜂なら蜂らしく冬眠でもしろって言うのに．．．
他の成果としては、クワ道の幼虫さんがアカアシの成虫をゲット。
あいあんさんも、コクワらしき幼虫を２匹ゲットしたかな？
何？ 私？
ははっ．．．当然坊主。
斧を振り下ろしたのは全部で１０回くらいかな？
ここは午前１１時をもって終了。
次の場所へ移動となった。
午前の部、その２
次の場所は、以前Ｋ氏に教えていただいた周辺。
行ってみると、なんだか景色が違う。
「？？？」
な、なんと整地中でブルドーザーが動き回っている。
雑木林の大きさも半分くらいになってしまっただろうか。
通常なら、クワガタの生育環境を破壊してしまう朽ち木割であるため、後ろめたさを持ちながら割り出しをするのであるが、ここの場合、放って置いても伐採されてしまうかもしれず、心おきなく朽ち木割を行った。
．．．はずなのだが、なかなか良さそうな朽ち木が見つからず、σ（＾＾；はまたまた１０回くらい斧をふるっただけで終了、昼食としてしまった。（＾＾；
この場所では、タウンさんがコクワ成虫を割り出した模様。
他の人の成果は不明。
午後の部、その１
またまた、どこに行こうかと悩んだが、な、なんと、クワ道の幼虫さんが、かの有名な「魔のエノキ林」を知っているという。
これは是非行ってみなくては、と言うσ（＾＾；のリクエストに応え、魔のエノキ林へ行くことになった。
いったい何処にあるのだろう、とワクワクするσ（＾＾；。
なんと、本日朝一番に行った場所のチョイ先の場所であった。
が．．．、エノキがない！
な、何でぇ！？
確かに、ビデオで見た様な景色ではあるのだが、エノキどころか、割れそうな朽ち木すらなかった。
場所が違うのか、もう割られまくってしまったのかは分からないが、遂にだれも斧を振り下ろすことなく次の場所に向かった。
午後の部、その２
午後の部その２では、昨年１２／２０の午後と１２／２７の午前中に行った場所へ移動。
「この先ですよ。」
と説明しながら進み、倒れていたタケをくぐり抜けると．．．
そこは雪国であった。が〜ん！！
道路一面、見える限り雪に埋まっている。
「やめて他の場所に行きましょうか？」
とは言うものの、まだ次の場所も考えていなかったため、
「まぁ、もう少し行ってみますか？」
幸い、次の曲がり角を曲がった後は雪も溶け、何とかなりそうな雰囲気となった。
更に次の曲がり角は、１２／２７にカワラ付きのエノキを見つけ、３人で割った場所である。
が、行ってみると、そのエノキがない。
誰かが持っていったんだろうか？ 不思議だ。
持って行っても役に立ちそうなほどの太さではなかったと思うのだが．．．
ここでは、ウチヤマさんが活躍。
みんながあきらめて戻ってきても、ウチヤマさんだけが帰ってこない。
この間、時間の都合でタウンさんとカビるんるんさんが先に帰宅。
どうもお疲れ様でした。
あいあんさんと、特大ヒラタ♀さん（だったかな？）がウチヤマさんを探しに行くが、また帰ってこない。
いわゆる、「ミイラ取りがミイラになった」状態だ。
しばらくして戻ってきたところ、良い朽ち木があってガンガンに削っていたとのこと。
１０匹くらいの幼虫をゲットした模様。
もっとやれば、まだ採れたかもしれないとのことでもあった。
午後の部、その３
時間も時間なので、帰宅をにらみながら、「虫研ビデオ」に出ていたポイントを探すことにした。
あいあんさんと、特大ヒラタ♀さんが「それらしいところがありそう」だとのこと。
行ってみると、なるほどそんな雰囲気がある。
林ではなく、既に切り開かれており、時間の問題で住宅地にでもなりそうな雰囲気であるが、今は切り株がたくさんあり、ちょっと良いかもしれない。
カワラらしきキノコが付いている木もあり、σ（＾＾；も３０回くらい斧をおろす。
が、寒い！
やはり、韮崎の夕方の風はとっても冷たかった。
しかも、幼虫が出ない。
σ（＾＾；は、タマムシだか、カミキリだかの幼虫を発見してしまったところで終了。
他の人の様子を見る。
その後、タマムシの死体（久しぶりに見たが、やっぱり綺麗だ）と、コクワの成虫が一匹割り出される。
実は、虫研ビデオのポイントらしき場所からは少し離れていたため、いよいよそっちへ行って見ることにした。
σ（＾＾；とあいあんさん、クワ道の幼虫さんが先行して向かうが、後の人たちが付いてこない。？？？
戻ってみると、特大ヒラタ♀さんが、
「ちょっと気になった物で．．．」
と言うことで、道ばたの朽ち木に一斧入れて見たところ、なんと一割り目で幼虫が５〜６匹でたとのこと。
どうやら、ノコの幼虫らしいが、たこ採れと相成った。
結果
最初にも書いたが、σ（＾＾；の結果は見事に０。
まぁ、斧をふるう回数が１００回と無かったわけで、これは仕方がない。
他の人たちは、それぞれ何らかの幼虫を持って帰ったようで、すべて集めればかれこれ４０匹くらいになるかもしれない。
ただ、たまごっちさんがもらって帰った、最後のたこ採れの木から後何匹ゲットできるかによって、この数は変わってくるかもしれない。
雰囲気から言うと、どうもオオクワの幼虫はいないような気もするが、まぁ、結果は育ってみてのお楽しみと言うことで．．．
σ（＾＾；の場合も負け惜しみとかではなく、結果はともかくみんなと会って、わいわい騒ぎながらの採集だったため、なかなか楽しい採集オフであった。
是非また、やりたいと思う。
おまけ
１２／２７の採集記のおまけで、「サービスエリアのトイレの入り口で会った人達」のことを書いたが、うれしいことに、この方達の一人からメールを戴いた。
人数は「７〜８人」と書いたが、実際は４人だったそうだ。
まぁ、会ったのがトイレの入り口であり、次から次に入ってくる人がいたため、どうもグループの区別を間違えたらしい。（＾＾；
その方からのメールによると、プラケースに入っていた幼虫１４匹は総て３齢オオクワで、一匹いた成虫は３６ミリの♀だったとのこと。
いやぁ、何処にも達人はいる物だ。
１０回以上韮崎に通って、いまだに一匹もオオクワをゲットできないσ（＾＾；など、是非とも爪の垢でも煎じて飲まして欲しいような気がする。
ぜひ、掲示板にも顔を出して、採集のこつとか教えて欲しい旨お願いしてみた。
最初は、掲示板に書き込むのもなかなか勇気がいるのかもしれないが、是非仲間になってもらいたい物だと思う。
最後に、前回のおまけでは、結構失礼なことを書いてしまったように思う。
ここで改めてお詫びを申し上げることにする。
誠に申し訳有りませんでした。ｍ（＿ ＿）ｍ
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