採集記 1996.12.08 韮崎編

この採集記は、NiftyserveのFPETANYかえるの心の書き込みに一部加筆、修正した物です。



プロローグ


1996年12月08日、突然ですが、朽木割りに行ってきました。
急に決まったのです。
同行者は会社の友人Y君で、10月04日に檜枝岐に同行した友人です。
とりあえず結果報告だけしておきます。
場所は韮崎で、宮久保と、明野村で朽木割りを行いました。
ちなみに、二人とも生まれて初めての朽木割りです。
場所すらろくすっぽ知らない二人でした。



午前中


朝7時にウチを出発。
韮崎に付いたのが9時頃。
そのまま明野村方面に車を進め、宮久保と思われる(^^;)辺で林に入った。
30分くらい探し歩いた後、
  「おっ、台場くぬぎの立ち枯れ!」
ラッキィ!と思ったのも束の間、近くに行ってみると上部は真っ白。
既に最近ナタを入れられたばかりという感じだった。
仕方がないのでもう少し進み、更に3本くらいの台場くぬぎの立ち枯れを見たが、どの木もナタが入ったばかりの様子だった。
後の3本にはカワラタケと思われる茸が生えており、
  「ここを割った人はオオクワの幼虫を取ったかも...」
と言う感じがした。
仕方がないため、菌糸で真っ白なくぬぎの破片を拾って帰り、菌糸瓶飼育して見ようかと思う。
(「菌糸瓶」では無いので悪しからず。)

午前の部の成果
  幼虫、成虫:0、菌糸の付いたくぬぎの破片3リットルくらい






韮崎市街のホームセンターに行き、新たにナタ、平タガネ、木槌、マイナスのドライバをそれぞれ一本購入。
 ・ナタ:2人で行ったのに一本しか無かったため。
 ・ドライバ:見つけた幼虫を傷つけずにほじくり出すため。



午後


宮久保を抜けて、明野方面へ、やはり台場くぬぎのある小道に入る。
途中、台場くぬぎのウロのあたりに煙幕玉の痕を発見。
ちょっとブルーになる。
道路に舗装が無くなる所まで車で入り、林に入る。
立ち枯れの木を探すが、全く無し。
回りには台場くぬぎがたくさんあるのだが、「いったいオオクワはどこに産卵しているのだろうか」と疑問になる。
仕方がないので、友人が転がっていた朽ち木を割ると、
  「おっ、幼虫発見!」
なるほど、クワガタの幼虫らしき芋虫が「ウネウネ」。
負けてはならじと場所を変え、転がっていた朽ち木をカット。
結局、二人でやや大振りの幼虫2匹(頭幅6mmくらい?)、やや小振りの幼虫4匹(頭幅4〜5mmくらい)、一令で無ければとてもクワガタとは思えない小さな幼虫(頭幅1〜2mm)を一匹ゲット。



帰宅後


Y君は「6時からのバドミントンの練習に出たい」と言うことで、韮崎を2:30頃出発。(なんて「タフ」な奴だ!)
5時頃帰宅してマットの瓶詰めを行う。
幼虫用に4本と、菌糸の飼育用に1本マットを詰めた(ただし、飼育の仕方はわからないので、ただほっといて広がらなければあきらめるつもり...(^^;)。
ナタをふるったおかげで親指の握力はなくなり、マットの瓶詰めのせいで腕は痛くなり、キーボードを打つのもたいへん。
しかし、心地良い疲労感で、
  「ん〜、満足」



エピローグ


中には100匹もの幼虫を飼っている方もいると聞いていますが、よくもまあ、それだけフレークを詰められる物だと感心しました。
次は成虫のゲットだぁ〜!(とりあえずショップで...(^^;)
それにしても、あの幼虫達はいったい何になるんだろう....



おまけ


翌年の夏にこの幼虫達が孵りましたが、すべてコクワでした。(残念!)
また、菌糸瓶の飼育もうまくいきませんでした。



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