樹脂埋め込みテスト




クワガタ標本の樹脂埋め込みを試してみました。
結論から言うと、あまりうまくは出来ませんでしたが、まぁ一応形にはなりましたので、製作方法を紹介いたします。
ちなみに、標本は、オオクワ岐阜産F1♂と鹿児島産ルイスツノヒョウタンクワガタです。
保存状態があまり良くなかったため、、符節などは最初から取れていました。

1.ケースに埋め込み用樹脂を投入。
  ケースはクワガタゼリーの60gのカップを使用。
  標本の大きさが大きい場合には、適当な大きさの入れ物にする必要がある。
  埋め込み用樹脂はエポキシ系のものを使用した。

2.硬化剤を滴下
  この埋め込み用樹脂の場合は、1/100の量の硬化剤を入れるが、まぁ、その辺は適当(^^;

3.埋め込み用樹脂の攪拌
  これをいい加減にやると、固まらない場合もあるので注意が必要。

4.クワガタを設置(裏返し)
  クワガタが樹脂の上に浮き上がってしまう。
  これには困った。(^^;

5.クワガタを裏返し
  仕方がないので、クワガタを裏返しし、後で蓋を付けることにした。

6.真空引き
  樹脂の中から泡がブクブク出てどんどん空気が抜ける。
  だが、クワガタの位置がズレてしまった。

7.クワガタ位置調整

8.底板の埋め込み
  クワガタが浮き上がってみっともないので、底板を埋め込んだ。

9.硬化
  この埋め込み樹脂は、常温で一晩放置で固まる。
  で、一晩放置。

10.硬化剤塗布
  本当は、これで完成のはずなのであるが、硬化剤が少なかったため、裏面が一部どろどろしている。
  仕方ないので、裏面に硬化剤を塗布し、更に一晩放置。

11.完成


ま、初めてにしてはこんなものでしょう。
でも、何しろ、クワガタが浮き上がってきてしまうのには参りました。
それから、真空引きをしても、クワガタ回りの空気は抜け切れていません。
一つには、クワガタが浮き上がってきてしまい、せっかく真空引きをしたのに、また空気が入ってしまったという理由もあります。
が、クワガタ回りの空気に関しては、真空引きでなくなるかどうかは、ちょっと疑問です。



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